昨日は、すこし、オタクでした。

本日は一昨日少し書き込みました、引きこもりと関係する、ことです。

「回避性パーソナリティー障害」
回避性パーソナリティー障害とは? 「回避性パーソナリティー」とは、自分は不完全な、変わった人間であると考え、笑われること、恥をかくこと、排除されること、嫌われることを極端に怖れ、そのために、社会的な交流を避けようとしたりするパーソナリティーを指します。通常、成人期早期(小・中・高等学校・大学生年代)までに自覚されることが多いようです。そして、そのために、自分か誰かが困るレベルのものに「障害」という言葉が付き「回避性パーソナリティー障害」となるようです。 “精神障害の統計・診断マニュアルDSM精神科医が診断をするためのマニュアルです。)によりますと以下のようになります。 社会的制止や不適切感、自己に対する否定的評価に対して過敏性の広範な様式であり、成人期早期に始まり種々の状況で明らかになる。以下の7つの基準のうち、4つ以上があてはまる。 1. 人からの批判、否認もしくは拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。 2. 相手に好かれていることを確信できなければ、他人と関係を持ちたいと思わない。 3. 恥をかかされることや馬鹿にされることを極端に恐れて、親密な関係の中でも相手に遠慮してしまう。 4. 人が集まる社会的な状況で、人に批判されることや拒絶されることに心が捕らわれている。 5. 『自分は人と上手く付き合えない』という不適切感によって、新しい対人関係がつくれない。 6. 自分は社会的に不適切である、自分には長所がない、または他の人よりも自分が劣っていると思っている。 7. 恥をかくかもしれないという理由で、個人的な危険を冒すことや何か新しい活動を始めることに対して、異常なほど引っ込み思案である。  上記の症状は、4つ以上も無くても、いくつかは自分にもある・・・と思われた方も居られるのではないでしょうか。 そこが、パーソナリティー障害の特徴です。「障害」とは言うものの、パーソナリティーの問題ですので、皆さんにも当てはまっても良い訳です。4つ以上あれば、「まあ、本人か誰かが困るわな・・・」と考えて頂けたら良いかと思います。  因みに上記の6.の「他の人よりも自分が劣っていると思っている。」という部分ですが、一般にひきこもる青年の心の特徴「優勝劣敗へのこだわり」即ち、勝ち負けにこだわるという特徴と重なります。この部分にかかわらず、全体的にひきこもる人の心の特徴も表しているとも考えられます。  では、治るのでしょうか? 私は「今すぐ治りません。・・・治ってゆきます。パーソナリティーは生涯を通じて成長していくと考えられています。ですから、生きていくうちに、成長し治ってゆくのです。」 と相談の場では答えることが多いです。少しずつ人と関わり、生き、生活する中で「障害」ではなくなっていけると感じています。(一番大事なことは生きていないと、成長できないと言うことだと思います。)  もう一つ、様々なパーソナリティー障害に共通する要素として、「境界性パーソナリティー障害」があるとも考えられてもいます。ですから、「回避性パーソナリティー障害」の方への対応を考えるうえで、「境界性パーソナリティー障害」の方への対応も応用できるとも考えています。

 

長くて、申し訳ございません。かつて作った文章の使い回しでした。