休みました。では、第二夜、決定

その前に、話の説明です。私の父は、脱サラ後、自営業を始めました。数年が経ち、手形を切れるように成りました。まあ、資金準備があることを前提に、手形という、書類一枚で、商取引が、出来る訳です。ある日、それまでは、手書きで手形を書いていた父でしたが、これから、お父さんは、チェックライターを買いに行く、君も着いてきなさい。うん。着いて行き、父は、買いました。お父さん凄いなぁ。でした。

月日は、経ち、父の商売にも陰りが出始めました。私が、大学四年生の頃、初めて、不渡り手形、即ち、約束の期限に準備資金が無い、取り引き相手には、迷惑がかかるわけですね。で、私は、父のために買ったばかりのナナハンを売り、高校の友人に金をかりまわり、百万円を作り、父に渡しました。二度目までなら、不渡りは許されたようでしたから。

続く。