特殊戦術指令 6

三郎2の診察、三週間め。先生!全然普通に戻りました!では、復職?はい!でもね、いきなり全開で働いたら駄目だよ、昔の自動車、単車はね、新車の時には、ならし運転1000km位、そして、朝、発進する前には、暖気運転と云うことをしたもんだ。我々も種族こそ違えども、ある意味、動く機械だよね?だから、まずは、ゆっくりと再スタートすることだね。解りました!では、直ちに発進します。それが気負い過ぎの証拠!ゆっくり出たら?はいそうします!それと、私の処方薬は私が判断するまで、飲むのだよ、即ち、それまで、君は人間型インターフェースで。はぃ。そーします。三郎2は若い、直ぐに全開で仕事に取り掛かろうとするだろう、そこに、釘を刺すのも私の仕事。三郎2とともに、3α星人の宇宙船もジャンプ、いきなり、眼前から、消えた。さて、これから、どうしよう?前回の出撃で解ったこと、涅槃1号単機出撃では、γ星人の複数機からの、攻撃からには耐えられない!やはり、空母、せめても、僚機は要るなあ?3α星人と交渉しないと、この、ミッションは失敗する!交渉を初めよう。