特殊戦術指令 9

航行中。最後の戦闘以降、γ星人の攻撃は無かった。更には、彼等の侵略行為もなくなっていた。3α星人からの通信、SAKI001今こそ、彼等との和平交渉を。私は、かつて訪れた、緑の岡に。オロナイン風の薬品は塗っている。トップと近づく、相変わらずの風貌、今度は握手の前に、攻撃された。雲散霧消した。再生され涅槃1号にいる。彼等の侵略行為停止は、私を呼び寄せる陽動だった。再生、までに、数週間は要する。それまでに、独裁者のあの男が宣言していた。SAKI001が我々の発展を阻んできた、私は、何度でも、彼を抹殺する、彼が再生されるまで、数週間を要する。その、間にも我々は覇権を広げる、彼が何度来ようと同じこと!事実、この数週間にγ星人艦隊は暴れまくり、殲滅された惑星もあった。このままでは?私は3α星人に提案、作戦を実行に移した。三郎3から18までの特殊部隊。大昔、地球で行われた作戦を元に開始した。アルカディアから、ステルス船を発進、中にはステルスヘリが二機搭載されている。γ星人の住んでいない、首都に近い山岳地帯、高度5千m級の山々の谷合に着陸。未明を待って、独裁者一族の官邸に突入した。三郎達には、侵入すればジェノサイド・皆殺しだ、それが他のγ星人のためでもある、と命令済み。侵入と同時に作戦を展開。私は独裁者の前に立っていた。待ってくれ、もう、侵略はしない、君も殺さない、すまなかった!私は、小型バルカンのトリガーを引いた。ウィーン!嘘つき!私を二度までも消滅させた、報いはとってもらおう!原形を留めない程に破壊、弾そうがカランカランと空回りしてもトリガーを引き続きた。三郎の一人が、私を止め、隊長、作戦は修了、成功しました。戻りましょう。アルカディアに戻り三郎達は帰還した。さぁ、根幹は絶った。3α星人の暫定的治安政権の樹立を提案し、γ星系を後にした。これで、任務終了ではない。何百光年と広がるγ星人の残存艦隊の撃破が。私は、涅槃1号に戻り、アルカディアと共に発進した。