特殊戦術指令 後日談

私は全速で航行中であった。ジャンプの後、突然何も無い空間に居た。星も見えない!もしかしたら、ブラックホールの事象の地平内に飛び込んだ?まさか、宇宙の外にジャンプ?それか、3α星人の宇宙コントロールが破綻した膨張しきった宇宙にタイムトラベル?色々な可能性が脳裏を交錯した。すると、遠方から、奇妙な形、地球上の海牛型の宇宙戦艦が接近してくる。変なの!と思っていると、いきなり、光線兵器で攻撃してきた。回避したものの、攻撃は続いて来る。交信を試みたが、返答は一切無い。仕方ない。こちらからも、攻撃。一瞬にして、相手戦艦は、閃光と化した。??と思っていると、突然、交信があった。お見事、さすが宇宙に名だたるSAKI001!どういうこと?君は、我々のゲーム、闘技閉鎖空間に飛び込んで来たんだよ。ここで、様々な種族を戦わせ、楽しんでいる。時には、複数種族の艦隊戦もさせるよ。懸けることもある。まあ、地球人も同じ様なことはしていたよね。すまなかった。君には、どんな、相手も的にはならない様だね。それでは、ゲームにならないね。開放します、航行の御無事を。突如、通常空間に復帰、星も、銀河も見える。腹立つ!この俺がおもちゃにされた。しかし、新たな発見ではあった。3α星人も持たないテクノロジーを持ったイタズラな種族が居ることを。これは、3α星人には報告はした。まぁ、人間と同じで色んな奴が居るわな!が短絡的な私の結論であった。