淡い想い出の名残 1

SAKI君、私も貴方みたいにオートバイに乗りたい!憧れの先輩の方、二歳年上の人でした。もう、医者になってました。私はというと、未来は?状態の医学生でした。喜んで。まず、大学近くの広場で練習。では、次は、高野山辺りの林道でも、走って見ましょうか?行く!では、八時頃に私の下宿に、先輩のオートバイと僕のオートバイを積んで、行きましょう。先輩が私の下宿の部屋に。おはようございます。まず、珈琲でも飲んで、出かけましょう。(此処が妹の笑うとこですね。)では、でます。高野山の林道を走って、練習をしました。先輩は、ホントに楽しめたみたいでした。その時の写真もありますが、ホントに綺麗&可愛い。それから、帰り、下宿近くのフランス料理店で、当時の私としては、最大の見栄を切って、食事をして、別れました。後にも、数回、同じ様なエピソードがあるだけです。その後、先輩は上昇志向の強い人でしたので、師を求めて、他県で働き、業績も挙げ、結婚した。噂では知っていました。一昨年の秋頃、遠い職場に向かう駅で、あ!この人、先輩!綺麗過ぎる。もう、60歳手前か、ぎりぎりのライン、にしても、綺麗過ぎる。私はあの人に違いない!と思いましたが、声もかけられませんでした。後に、知りましたが、ちょうどその時期、彼女が此方に来ていたことを知りました。やはり、私の直感に間違いはなかった。にしても、この、臆しない私が、声もかけれなかったことに、妹が笑うのでした まる