精神医学シリーズ 1

まず、言葉の重要性、言語化についてです。
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人は生きている限り、様々な、苦しさ、葛藤を抱えている。(たまに、全然そんなの無いと言う人もいますが、羨ましい、幸せですね。(笑))で心の中ではそれは、もやもやとしたものが、渾然一体となって、存在します。しかし、そのまま、放って置くと、チラチラと小さい火花は、やがて、大きくなり、心を崩しにかかります。そうすると、精神症状や身体症状として現れます。うつや、ストレス性潰瘍等々です。これらは、命の危機にもなり得ます。そこで、大事なことは、心を整理する、言葉に変える事です。モヤモヤしたものには、対処方が見いだせません。しかし、言葉に変えて、整理すると、各々に対処方が見つけられる可能性が出てきます。
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そこで、信頼できる人が、前に座り、お話しを伺います。というと、伝え様とする、しかし、モヤモヤのままでは、伝えられませんよね。
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すると、自分の心の中を整理して、言葉に変え様とする。自動的に言語化と言う作業が行われます。
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上の図で、大事なところは、言葉は心の整理ツールだと言うことです。
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上は、人の心の模式図です。要は、自分で、自分の全ては解らないと言うことです。
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まぁ、葛藤状況を言葉に変えることが、最も成熟した、対処方法。最も未熟なのは、行動化、辛い事があると、直ぐに、相手を激しく攻撃したり、自分を攻撃したり、リストカットもその一例ですね。
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上は、言葉に変える事で各々の問題への解決可能性が出るという図です。ただ、大事な人を失ったら、それは、生き返らない。自分の葛藤状況を理解できたら、これは、時間しか、解決出来ない。他の問題を解決しながら、冥福を祈っていくしかない。此処に、思い当たれば、一つの心の安定状態を得られる訳ですね。一昨日、002が賢いと記しましたが、それは、死んだ事が心の重しでも、それは無くならない?で上の要な説明をして、成る程となった訳ですね。この、傾聴の大事さから、かつて、県職員の頃、リスナー養成事業を展開していました。しかし、傾聴は、難しい。聴くだけなのに、要らない自分の意見を言いがちなんですね。そこ、指導に苦労しました。