求道の旅 8

俺は21歳、先輩は22歳、どちらも、1年と2年で留年した、空手部。仲が良かったし、呑んだり、近所のツーリングしたりしてた。北海道にツーリングすることに。(求道の旅 4の北海道は2回目、だったかな?)舞鶴からフェリーに乗り小樽に着き走り始めた。先輩はどっちかと云うと、おっとりしていて、走りもそれなりに大人しい、俺に言わせるととろい!とろすぎ!もっとアクセル開ける!で、何処の平原の直線道路だったか?道央ふきんかな。俺は例のCB250RSZ、先輩GSX400E。俺は伏せて、アクセル全開に、先輩を追い越し、フルスピード(スピードは書けません。)先輩も負けじと、私の前に。排気量差は明確。すると、突然覆面パトカーが出現!先行していた先輩だけが、赤キップ。(それでも、優しく、一発免取にはならないように警察官は切ってくれました。)とろいなぁ!先輩って、思ってたから俺は全開で走った、それを抜いて捕まるか?と思いながらも一緒に走り続けた。しかし、大阪を出てから、ずっと一緒。何か、うっとおしくなってきた。とろいなぁ!大体、あんた、空手は一緒に練習してるけど、あんたの運動能力からしたら、負け知らずのはず!元、体操部で、俺より綺麗にバク宙もできる!それなのに、欲が無いのかとろいのか、空手もバイクも鳴かず飛ばずの腕!うっとおしい!札幌の駅前の公園で二人で、野宿した後、先輩、別れて走りましょ、僕は僕の好きなとこに、先輩は好きなとこに、帰りに合流しましょう。そうなりました。やはり、単車は単車、一人で走るもの!俺は自由に、知床五湖とか、利尻島とか走り、撮影もし、再び小樽で先輩と合流し帰った。やっぱり、バイクは独りの乗り物、だから、単車!と思った まる