先生お願いします!

はい。では、入院して、お薬も調整しますね。御本人も、御家族も喜んで病棟にはいった途端、やっぱり入院は取り消したいです。が幾度となくありました。古い病棟は築半世紀、手直しはしていても、古さは、隠せません。ここに、肉身を置いて置くのは?の家族の思いももっともです。私自身の母親を入院させる時、母親と一緒に暮らしていて、毎日喧嘩ばかりしていた、妹が入院させることを希望して、私が入院を決定して、比較的新しい病棟に入院する事になりました。病棟を見た妹は、なかなか帰ろうとしない。お兄ちゃんは、ずっと精神科病院で働いてきたから、普通と思ってるだろうけど、ここに、お母さんを置いて帰るのは辛すぎる!うるさい!お前が希望して、大阪から、はるばる連れて来た。それに、俺が応じたまでのこと。連れて帰ってもまた、喧嘩の連続!俺に任せるしかないな!病棟の勤務時間も過ぎている、帰れ!と帰しましたが、妹だから、言えること。一般の方のお気持ちは、理解しているつもりです。
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上は、統合失調症の説明で使ったスライドですね。右の絵の下にハード、ソフト、システムと記しています。認知症統合失調症は異なる病気ですが、どの、疾患にせよ、この、三つは大事な事と思っています。ハード、患者様を囲む環境、即ち、建物もそうです。これが、まずもって、大事ですよね。綺麗なとこに住むのと、汚いとこに住むのとどっちがいー?答えは決まってますよね。で、いくら、綺麗なとこに住んでも、関わるスタッフが意地悪で高圧的だと辛い、これが、ソフト。システム、例えば入院しても、そのまま、ではなく、次のステップ、より正常化された環境に移行してもらい、支え続ける事が必要ですね。この三つを整備する事が私の仕事と考えています。しかし、少なくとも、ハードの充実、そこ、今日も考えさせられたので、参考までに。