淡い想い出の名残り 14

これも、私が五歳の頃、父と二人で当時住んでいた長屋の裏山にスケッチブックを持って出掛けました。クレヨンで木のスケッチをしました。私は、ズドーンとした茶色の棒に、緑の葉っぱ形のものをど真ん中に描いただけ。父は、割と繊細に、枝葉を描いていました。さすが、パパはうまいなぁ!と思いました。二つを見た母は、パパのはえーかっこして細っちい枝を描いてるだけ!この子の絵の方が、木の持っている力が描かれているやんか!えーっ?小学校になってから、父のスケッチ特訓が案の定始まりました。飼っていたセキセイインコ、花、静物等など毎日描かされました。結局、私は絵心が無かったのでしょう、あまり絵は上手くなりませんでした。(しかし、独裁者にも、なりませんでしたし、(ヒットラーのことですよ、参考までに。)寒い冬の朝にパトラッシュと一緒に天国にも召されなかった(笑))しかし、絵心とゆーか、美しいものを見た時、感動を覚えた時、それを映像として残したい、それは、写真撮影とゆー形で残ってあるのかなぁ?と今、気づきました。