帝国 3ー3

私は逃げない!隠れもしない!誇りが許さない!Ω星人!俺の心理を読んだようなことを言って、俺は精神科医で、更に複雑な心理構造を持っている、異星人に俺が読めるはずはない。しかし、当艦に攻撃して来なかった。軽はずみなのは、敵方だな!なんじゃこりゃ?メラメラと闘志が湧き上がってくる!指揮通信網は生きている。命令を出す事は可能だ。Ω星人艦隊の出現した宙域の二万の艦隊はほぼ全滅。残る八万の艦隊をジャンプさせることは可能だ。しかし、敵の瞬殺光線兵器の前では、無力。光線兵器の筈、あの稚拙な、攻撃方法を見ると、量子力学的兵器の筈はない。何とか策を講じて、ジャンプさせないと・・・!敵は、兵器だよりで三万の艦隊、単に人海戦術もあるが、それでは、ほぼ当方全艦隊は消滅する。!昔、宇宙戦艦ヤマトでとった方法!全艦隊艦船の艦体を凍結させ、反射率を上げて突入、反射率100%にはならないから、ある程度の吸収はされるだろうが、残存確率は上がる。その線で通達した。更に「私は、敵旗艦に突入破壊を目指す!貴君等の健闘を祈る、全員の生還、生きて帰ろ!それが、最期の命令である!」私は突入開始、全軍の将が、後ろに退くなどもっての外。ニルヴァーナ突撃作戦は、三段構え。ニルヴァーナは艦首に拡散波動砲装備なので、衝角戦には向かない。ただ、敵艦に特攻をかけよう!

続く。