精神医学:日々の発見 14

アルコール関連疾患には、減酒節酒は無理で断酒しかないと言われます。ですから、断酒会という自助団体活動が効果があると言われています。私自身、経験済みでした。父と母の兄、叔父はどちらも大酒飲み。二人で呑んでいると、子供のわたしでも解るくらい泥酔、お互いが何を言ってるか解らない!流石に二人共、飲み過ぎですね酒やめましょうか?そうしよう!暫らくはお互い電話しあって、今日も約束どおり飲みませんでした!暫らくすると、呑み始め、電話もしなくなる。結局元のもくあみ!しかし、暫らくは、止めていました。要は大酒飲みの気持ちは大酒飲みにしか解らない。そこでの約束は守ろうとする訳ですね。ですから、定期的に開かれる断酒会には治療効果がある訳ですね。私が医者になった直ぐの頃は、当直中でも、飲酒OKでした。次第に厳しくなり、当直で飲酒は駄目になりました。それでも、私は呑んでいました。他所の大学の大酒飲みで有名な先輩の精神科医の先生から、あのな!今は当直では呑んだらアカン!はい、のまんときます。で、当時はピタッと当直の飲酒は無くなりました まる