時間遡行 6

やっと、15万年前の心地良い地球から、離れる事にした。後ろ髪を引かれる思いだった。半年滞在した。しかし、人類は発見できなかった?

6000万年前の地球に、発進、到着、巨大隕石の到着前、地上に着陸、自動着陸だったがシステムはフル稼動していた、ダウン直前。地表に降りた。恐竜は双眼鏡で見える程度の場所。居た、空に陸に更には海中探査でも、巨大爬虫類達が。しかし、何故か身体が軽いなぁ?ちょっと大足で歩いても、50cmの歩幅が65cm位になる。計画は隕石衝突直前まで地上、隕石を観測し衝突直前に大気圏外にジャンプ、地球の衝突前後を記録し分析。隕石が火星軌道から、どんどん接近、いよいよ、月軌道付近に到達。もはや、隕石はスクリーンに巨大に投影されている。レディ!ジャンプ!・・・司令!物理的ジャンプ不能です!えーこのまま、衝突地点のド真ん中で隕石に押し潰される?あ!時間的ジャンプエンジンは?起動可能!とレディ。では、これより、更に千年前にジャンプ!成功!まずかったかな、前回の着陸時のシステム異常に警戒すべきだった。多分、僅かに重力が低減していた、それは、歩幅にも現れて自覚していた、自らの軽率さを反省した、さらには、その時点での重力定数も計測しなかった、でも、AIもその位自動で計測してくれよな!しかし、重力異常のために正常作動しなかった、だから、前回はぎりぎり着陸できたんだ。今回は私がマニュアル、手動で操舵したが。まだまだ解決すべき課題は山積、ビッグバンへの接近は可能かなぁ?ちょっと自信なくなって来たなぁ?まぁ、でもするしかないわな!

続く。