淡い思い出の名残り 29

昨日の002のクラゲの話で思い出しました。確か中2の頃、父がどっかで拾ってきた、雑種の黒い子犬、足先と眉間あたりだけが白い毛でした。ボビーと名付け、家族で可愛いがってました。中学に行く前自転車に寄って来たボビーの足を、タイヤで踏んだことがありました、可哀想で脚を掴んで「ごめんな、ごめんな!ボビー!」と謝り続けて、登校しました。そんな、ある日、裏の家の大型犬から、鼻、口をガブッと噛まれました、その後、元気がなくなり、翌日中学から帰ると、部屋の真ん中の毛布の上に、ボビーの遺体がありました。(多分父が、商売に車で出る直前に見つけ、安置したんでしょう。)死後、数時間経っていたので、目の縁とかから、虫がはいでてきたか、たかってました。私は泣いて、悲しむと同時に裏の犬への怒りがメラメラと。両親が帰り、妹と四人で、近所の桜の下へ埋めにいきました。皆、泣いていました。それ以降、私は動物は飼いません。生きている時の可愛いさ、愛おしさより、死んだ時の悲しみの方が深いからです。大体、ペットは私より先に逝きますし。だからです まる