精神医学日々の発見 29

どの年代の患者様に関わらず、出来ないことを、咎めるのではなく、出来た事を評価することは、大変大事と言われています。出来た事を評価されることで、更に良い事をして、行こうという動機づけにもなるからです。子育てにも援用出来るとも言われています。患者様に使うことは、健康な人に対しても、援用出来ることが多々ある事は、今までにも書き込み済みと、思います。昨日、非常勤の内科医、寡黙だけど、鋭いギャグ魂を持った若い先生、私の医局長が場所の長、常勤医が、指導しても分かりましたといいながら、直らない、それを、先生の言う日本語が分かったんですよ。と、言った先生です。病棟で、私が、診察に廻っている時、彼の診察場面が見えました。患者様に寄り添い、本当に優しい姿勢で、お話しを聞いている。勿論、薬物療法に関しては、私の助言を求められます。でも、その姿勢、大事です。彼が、帰るときタイムカードを事務所で押し帰る間際に、私は、他の職員もいる前で、先生の診察スタイルは、素晴らしい!あんなに、優しく、接する、精神科医は、少ないよ。うちでも、よその病院でも。ありがとうございますと、謙虚に、喜んで居られました。敢えて、ここだと思い、他の職員の前で、評価しました。一応、私は副院長、まぁまぁ上司相当ですね。これは、彼に更に、良い医療への動機づけになったと思います。これは、G1号も同じです。精神科医より、精神科医らしい、他科の医師は多く居ますし、それを、伸ばしてゆく事が私の仕事の一環とも考えています。因みに、同じ、手法は、002にも援用し続けています。参考までに。