博士の郷愁 2 最終話

私は、何人でも無い、同時に、何人でもある。これ、二律背反と言います。只々、目の前に来られる患者様方を治療するだけ、で、より健常になれる様に、働くだけ。それが、私の生きる術。故郷?今や、もう、気にしません。仕事の場があれば、履歴は必要無い。想い出?ありますが、現状が最優先事項。私は、私の使命を全うするのみ。過去を振り返る余裕は最早無い、生ある限り、使命に傾注する所存です。応援、頂ければ、幸甚に存じます。

おしまい。