炎の鳥 5  最終話

予定を一つとばして、地球の観察を続けた。見つけた!SAKI001!彼は何と云うか、想像力に丈ている。私の産まれた、宇宙誕生の頃から、一兆年の未来までの物語を創出している。スキャンしてみた、えーっ!相当に脳が萎縮している!これで、これだけの物語を作っていた。暫く、観察しよう。ある時、フェニックス!俺の観察はもう良い!見てる事は、先刻承知している。彼の前に飛んで行った。君は自分の姿を見たか?いえ、最近は見てません。あ!金色では無く、全身白い!白鳥になっている!だろ!それ、私の設定!私は、何れ逝く、私を乗せて紀伊半島とか、飛びまわって、何れ何処かに跳んで行きなさい。はい。そうすれば、次第に金色の身体に戻っていくよ!そして、この、大宇宙と時間を跳び回り、生命を広げて行けば良いよ。はい。では、逝くときに飛来してくれるかな?来ます。ありがとう。では、その時にはお願いするね。はい。

おしまい。