装甲騎兵ボトムス 流星

俺はあのギルガメス軍から、駆逐され、バララント軍に拾われ、逃げた。俺は死なない?生存確率1/200臆人?そうかもしれない。大体、スーツは来ていたが、気絶して宇宙を彷徨い、拾われた。その後、バララント軍を逃れ、仲間も出来た。段々と人の心を持ち始めた、AT乗りの兵士では無く、普通の人の心も。しかし、戦いは続けた。AT 旧い汎用スコープドックを乗り換えながら。人の心、愛も知った。ティアナ。カプセルに入っていた女性と再び出会った。最初は敵として。彼女は、人工的に強化され生まれた人間の第1号、即ちプロト1と呼ばれていた、ティアナは俺が命名した。何故か、自然に出てきて呼んだ。俺は、神にも近い能力を持つこの銀河の支配者、スーパーコンピューター、ワイズマンも破壊した。この銀河には最早大きな殺し合い、戦争は起きない筈。俺は不死身だ。しかし、ティアナは人工的強化人間。あと数ヶ月の命、彼女を失いたくはない。ティアナ、コールドカプセルに入り冷凍保存し、宇宙へ出よう。はい、ムンク001お互いにシャワーで、身を清め、一糸纏わぬ状態で透明のカプセルに入った。美しい、あなたもよ、ありがとう。では旅立とう。宇宙に放出させた。ありがとう、この世界。これは、自殺ではない。眠るだけだ。そうね、眠るだけよね、俺の胸に首をもたせて、彼女は眠りについた。俺も段々と眠くなってきた。まばゆいばかりの、星々を眺めながら、もうすぐ眠りにつく。