淡い想い出の名残り 梅干し

お婆ちゃん、何してんのん?棚の奥の梅干しの瓶出してるのよ。紐を引っ張ってる。台所の横の貯蔵棚、奥が深い。一番奥に手を入れるの大変。中には回転式の台があり、紐で回す仕組み、中には、漬物、梅干し、例の百足の油等など、清潔、不潔は分けられている。百足の油は薬、清潔と分類、一升瓶に入っている、今思えば、回転台座の棚の高さは、それ以上の高さがあった。はい出たよ、お漬物と梅干し。ご飯と、魚とそれら食べた、美味しかった。海で一人で遊んでると、昼頃にお婆ちゃんが梅干し入りのおにぎり持ってきてくれた、美味しかった。産湯から帰り際、この桃と梅干し持って帰りなさい。要らんわ!そーゆわんと、持って帰って、家族皆で食べるのよ。うん。C62で紀伊内原駅から、東和歌山駅を経て、阪和線熊取駅で降り、泉佐野の番外地のアパートに帰り、祖母からの御土産を家族で食べました。冷やした桃美味しかったです。檀家には、実のなる木を植えない慣わしでした。寺ですから。桃の木ありました。梅干し、弁当に入れてくれましたが、ちょっと恥ずかしかったです。同級生の弁当箱に入っている梅干しは、小梅、小さく表面は張っている。僕の弁当箱には。三倍くらいの大きさのシワシワぷくりとした梅干し。でも美味しかったですよ。今でも梅干しといえば小梅では無く、南部の梅干しですね。