アルブスの少女 ピーター

サキサキが割と、つか、すぐにプリントして写真をポストに入れてくれた。どう?どう?ケララ!可愛い!私は?ガーン!ショック!ブス!不細工だわ!おまけに鼻の下にはチョナクソちがった、ハナクソみたいなホクロ!そこからの記憶はないわ。気付いたら、御屋敷のベッド。ケララと、その御父様が、目の前に、私は?心配はいらないわよ!あなたは、ハイゼンベルグの町を彷徨っていたの。フーガね。心因性遁走ね。御父様が、寝ている間に、先生にホクロも取ってもらったよ、簡単なオペ、爪で引き抜いただけだったよ!ワーイ!でもそれ、オペ?そうだね、オペラチオン、即ち操作だね。君は少し疲れている、ラクテンマイヤーも、厳しかった、だからね、少しオンジのところに戻り、ゆっくりしたらどうかね?そうかね?!はい。  アルムに戻る途中、やっぱり綺麗な空気、森の樹、山、お空! ピーターがかけてきた!リーツー!ちごた!ピーター!ヘイジ!会いたかったよ!可愛くなったねヘイジ!あ!前も可愛かったけど!私も会いたかったよ、ピーター!じゃ、一緒にオンジの小屋に行こうか!うん。羊達も着いてきた、ゆきちゃんも。オンジ!ヘイジ!抱き寄せて泣いている、大きくなったね、胸も、オンジそこちゃう!そうかね?!そうだね、何より元気そう、良かった!暫くゆっくり休んで、遊ぶといーよ。ワーイ! うん、元のヘイジに戻りかけているね。で、ホクロ?それゆわんといてくれへん!そうかね?!あいわかった。ピーター、よろしくね、仲良く遊んであげておくれないかね?オンジ、当然だよ!明日からは、羊達と一緒に、遊ぶよ。じゃあ、三人で、夕陽を見に行こうか! 丘の中腹の草原に座り、三人手をつないで、山の端に映える夕陽を見たわ!綺麗なー、やっぱり、私はアルプスが好き!空気が、山が、草原が、オンジが、ピーターが!ではお互いに帰ろうか?そうだね!バイバイ!バイバイ!私はオンジのクリームシチューと、パンを食べて、干し草のベッドで寝た、久し振りにふかーく、眠った。