忍風カムイ外伝の外伝 伊賀?

俺は故郷の伊賀に戻り、百姓をしようとした、勿論、変装はしている。しかし、お前の身分は?何処の百姓も、俺は雇われない、俺は嘘はつけない。旅を続けるしかない。台風が来ている、更に夜陰も。この隙に伊賀を越え、室生も宇陀も越え、やがて、畝傍山の近くに。小さな家の庭に着き、そこで、体力も尽き、倒れた。気絶した。俺ともあろう者が。起きた、目の前には、男が、俺に、まぁまぁ飲め!水や!家に入れ!では。入った。心地良い椅子もある。その辺に適当に座ったら?かたじけない!そんなに、肩ひじはらんでも、えーで!お前はカムイやろ?ん!何故に分かる?それはな、これそれあれ、うんぬんかんぬん。そうか、解ったような分からぬ様な。しかし、ありがたい、この命貴殿に救われた。えーって。俺はサキでえーわ。それより、体力を整え、旅を続けたいんやろ?何故に分かる?そら、分かるで、対した物は作れんけどな、若者よ、ハンバーグのせ、イタスパや、食えや、良かったら?酒も呑むか?少しなら。旨い!うまい棒より旨い!有難き幸せ!俺はな、身分、成した事には、こだわらん。お前が何を為せる男か?それだけ!お前な、相当出来る!見たら分かる。俺はな精神科医、人を見る目にあんまりくるいは無い。左様か。有り難い。で、横の小さき生き物?サキサキだよ、生まれた時からサキサキ、でこれからも・・・もうその話はよい!喋らせて!要らぬ!はい。ではカムイ、暫く休み、英気を戻し、再び行脚を続けるのだな。有り難い。すまぬ!俺は明日桑名に出勤する、適当に旅出たらえーで。了解致した、お互い、健勝でありたいものだな!そうだな、お前も、サキサキも、元気でな、しんどくなったら、このあずま屋に寄りなさいよ。二人とも了解。翌朝、では、俺は出る、元気でな、気を付けてな!はい。出るときにはALSOKかけといてな。はい。いざ、さらば!バイバイ!バイバイ!