猪豚の惑星 Boon そうなん?

私は宇宙探査船エライトーイン号副船長、G2号。数万光年離れた惑星αを目指して航行中である。船長はカズ博士。私の部下はG1号。因みに私も博士号はある。G1号も。全員博士な訳。たった三人?そーゆーものなんですぅ。航路は順調、亜光速に達している。地球に戻っても数万年が経ている筈。一般相対性理論からは。突然アラーム!操船System並びに駆動エンジンSystemの異常を知らせている!どーしょー?船長、如何に?そうかね、どうしょうもないねぇ、それより副船長落ち着きたまえ。はあ、でも?その後の記憶は無い。気付けば、見知らぬ惑星の湖に非常着水していた。生きていた!船長!落命されている、着水の衝撃で、多分。まぁまぁ、御高齢でいらしたしな、合掌。で、G1号?居ない、まぁまぁ彼の事、着水前に脱出した筈、若いしな。それより、船は、沈み初めている。仕方無い泳いで脱出するしか無い。ハッチにて、周りの液体に指を入れ確認、水であった。幸いであった。サンポールみたいな酸性、重曹水みたいなアルカリ性でも無かった訳だ。岸までは約1kmまぁまぁその位なら泳げる。では、とびこんだ。心地良い少し冷ための水温。泳いだ、何かいー感じ。岸に辿り着いた。船を振り返った。船首の少しだけが見える。助かった。でも此処はほぼ砂漠地帯。歩くしかないな、船から退避するに当たり、宇宙服のインナースーツ、インナーブーツのみとなった。まぁまぁこのいでたちで、砂漠を越えるしか無かろう。湖があったと云う事は、緑も海も有るはずだしな?歩みだした。