アルカディア

ここはアルカディア、私は一市民。ここには無用者階級も猪豚人間も居ない。更には原子力発電所も、基地も無い。人は人を殺す事に後悔している。懺悔かな? 見渡す限りお花畑。空気は美味しい、そして人々は優しく美しい、この大地あってこの人々ありきか、この人々あって大地ありきか?分かりませんが、相互的なものと思います。美しい、この美しく広がる大地!私はこの大地で生を受け、生きて居る事に感謝。父と母に感謝。そして私は生きて居る、子も居る、これ以上に望む事は無いのでは無いかな?ここはアルカディア、牧歌的理想郷、ニルヴァーナでは無く、煩悩も有れば苦しみも有る。しかし、その辛さに対峙して、乗り越えて行ける人々の集う世界、本当に私はこの世界に生まれた事に感謝している。誰に感謝?自然に感謝しています。ずっと、この世界がある事を願っています。