根本的な私の信念です。2

私は、何になれるのか、全く解らない青年時代を経験しました。でも、たまたま、医学部に入り、精神科医となりました。

まず、私が目指したのは、全宗教の否定でした、この、とてつもなく、大きな宇宙に存在することを否認して、超越的な神を作り、そこに、すがろうとする人間の弱さ、それの否定を目指しました。

私は、今でも、「大宇宙に対峙する人間存在」が自らの存在の主張です。

しかし、宗教の否定はやめました。人間はあまりにも大宇宙と比べて小さい、寄ってすがるべきものは、必要だと考えたからです。

続く。