このように質問方法では、

その時の、状況、聞き方によって、結果は変動します。ただ、その時の結果だけで、認知症か否かは、判定しにくいと考えています。しかし、この、質問方法すら、せず、頭部CT MRIだけで、診断する医師も多い様です。実際には、機能をみないと駄目ですね。認知予備能、という考え方もあります。元々賢い人は、認知機能の低下も緩やか、という考え方です。私もこの考え方には賛成です。ですから、本当に認知症か否かは、本人に会って、話をして、更には、幾つかのテスト、検査をして初めて総合的に、認知症の診断が出来ると考えています。結論は、本人と話が出来ないと、話にならん!もっと、手っ取り早く言うと、神経内科医には、認知症の診断は無理!ですね。

独論(毒論)かもしれませんが、数百症例での経験ですから、科学的、帰納法的に考えても間違っていないと思います。