私の40年後

あ!もう、こんな歳に!もうじき百!信じれない?しかし、この十年で私は、生存科でも、不死科でもなく、再生生存科の治療というか、工作を受けた。結果、少しずつでは、あるが、身体的、精神的衰えは穏やかになった、と云うか、むしろ若返る方向にあるように感じる。脳の萎縮も止まっている。しかし、失った記憶、感性は戻らない。せめて、今の記憶は留めたい。忘れたままの方がいい記憶もあるし。!記憶のアップロード、消去、ダウンロードができたらなぁ!と思っていた、矢先、まんまのテクノロジーが開発されたという、ニュースが出た、実用化まであと数年。量子コンピューターの開発がそれを可能にした。更には、その開発には、70歳前のSAKI002が関わっている。開発チームのチーフディレクターの様だ。えっ!これってノーベル賞ものじゃない?10年後位になるだろうけど。ありがとう我が子よ。(親のふりみてて我がふり直せ、で男捨離もなく、嫁もそのまま、ふん。勝手にしたらいい。)ということは、百歳手前で、使える。事実上、まさしく、不老不死が得られる。それまで、この命、大事に生きていこう。

で、SAKI003は25歳、悩んだあげく、私と同じ、精神科医を目指している。全て世は事もなし、そのものですな。