求道の旅 1

私は17歳。親から買ってもらった、オフロードバイク原付ヤマハのMR50に乗っていた。近くの造成地で、毎日、ジャンプしたり、カウンターの練習をしたりしていた。ある日、思い付いた。結局、僕は、親の手の届く範囲で、遊んでいる、子どもと同じ。青年は荒野を目指さなければ!旅立って見よう!しかし、目指した先は、小学校の頃、初詣に父の運転で行った、100km程、離れた橿原神宮であった。初詣に行った頃、境内には、制服を着た自衛官と、晴れ着を着た彼女が居た。格好良かったな。ま、そんな、思いもあって、出発、当時は原付はノーヘルOKイージーライダー気分で!走り初めは、自由の風、気持ち良かった!目的地に向かい到着、既にヘトヘトだった。確か春先。取り敢えず、参拝もせず、鳥居にタッチして、帰途に。家に戻った。疲れながらも考えた、このバイク一台で、日本中、何処でも行けるんだ!

これが、私の、自由と求道の旅の序章であった。考えてみると、橿原神宮とは、縁があった訳ですね、今は、その、近くに家を構えている訳ですし、最終学歴もその近所だった訳ですから。何のための、求道か、それは、後に、記して行きます。