うつ 2

ですから、うつ病対策は、国をあげての事業になりました。私も駆り出され続けました。症状についての表です。
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冒頭述べました様に、不安、抑うつ、意欲の低下は、大事です。更には、表の下の方、自殺を考える、自殺に至る。の上に、赤い点線が入っています。これは、他の症状とは、レベルが違う、ということです。例えば、如何に意欲が低下しても、死なない、しかし、死を考える(希死念慮という専門用語です、)と自殺が起こり得る。命の問題に変わる訳ですね。これを、阻止するために、国の取り組みがあり、ポスターも制作されました。その中には、睡眠と、食欲について、書かれています。それが、表の右の黄色いエリアです。睡眠、食欲、人間贅沢言わなければ、これだけでも、充足されれば生きて行けますよね。この生命の根本的なところが、うつでは侵されると言うことです。更には必ずと言って良いほど出現します。もう一つ、大事なことは、それについて、尋ねられると、本人も、そういえば?と思えるところな訳ですね。うつ病に限らず、精神疾患は目には見えない症状の集まりです、ですから、人からは見えないし、自分でも気付けない。(自分で自分は病気と思えることを病識といいます)ですから、ひょっとしたら自分は病的な状態かも?と気付いてもらう事が大事な訳ですね。それが、黄色いエリアです。周囲の者が、その気付きに導いてあげることで、医療機関への導入にもなる訳ですね。

続く。