人類の黎明期の遍歴 1-2

着陸時の脳震盪、記憶が戻らぬまま、クロマニヨン人に同化し、子もなした、えす。しかし、機体が全破され、炎しか残っていないのに何故私は生きている?これ、もしや、発進前から、工作されていた?その筈。とすればやがて五色の金属性アーマロイド、レディ達が出現する、私の予知能が私に告げている・・・お父さん?これ何?絵!え?そう、考え、記憶を記すんだよ。指で砂に書く事も出来るけど、動物の血、草花の汁で洞窟の壁に描くこともできる、ほら!やってみせた。凄い、教えて!えす、お前は産まれて大体9年、お父さんは、よそ物、それにこの世界の事は殆ど解らない。一緒に旅をしないか?行く!お母さん。サキャーンがそうゆーなら、えすと旅もいーかも。出来るだけ、早く帰る。そうしてね!えす!お父さんと旅して、賢い立派な男になって、あ母さんの前に帰って来てね。うん!えすは涙を流しながらも私と遍歴の旅を初めた。(002は長男かな?時代的に見ると?だけど、順番からゆーと、それでえーわな?)