炎の鳥 1

私は炎の鳥。生まれたのは今から数十億年前。銀河が形造られて、間もない頃、或る惑星の火山の火口で産まれた。突然。私には親は無い。生まれた時から、一羽。私の姿?自分では分かりません。しかし、数十億年先の、地球という星の孔雀に似てるのかな?と思いました。只の直感。何故、その直感が在ったのかも分かりません。何故か、私には飛翔能力がある。鳥だから。のみならず、宇宙も飛べる。そして、時空を超えても跳べる。何故かは、全く分からない。神?がいるとしたら、彼が与えてくれた能力かも知れない。これから、私の遭遇した、命の物語をお伝えします。誰が、きいてくれるのか?分かりません、知性の或る生物に向けての、メッセージの様なものでしょう。で、私は飛び立ちました。まばやく星空に向って。