忍風カムイ外伝の外伝 伊賀へ

東北に向かい歩み始めた。すると、市中そこら中に火の手が上がっている、俺は手拭いでホッカぶりをし、化けて戻り、裁きも見た。あの奉行、松竹梅の梅のクセに、偉そうに、16才のおなごを火炙りだと?聞けば、俺と同郷の小娘。俺は一計を案じ決行した。刑の開始された直後、煙と炎の中、娘を助け出した。市中を離れ、ともに歩いて話した。そなた、伊賀の者、俺もそうだ。俺は東に向かう途中。しかし、そなたを、伊賀に送り、再び旅を続ける。伊賀、近く津か、伊勢の浜辺で漁師でも、百姓でもするが良い、そなたは、まだ、若い。幸せとゆーものはな、何処にでもある。行路だが、一度、日本海に行き、琵琶湖沿いに、甲賀を経て、伊勢に。そやな!あんた、信頼できそうやけど、変な事考えてへん?うちのソッチを売って、大儲けとか?見くびるでない!俺には、最早!そのような!ホンダラ、あんた、・・・け!違う。俺は最早、涅槃!ただそれだけの事!そーけ!ほんまけ!ほんだら、あんたの、ゆーとーりにするわ!では、歩もう!はい。