単純型統合失調症再掲含む

F 20.6 単純型統合失調症 
既に、少し書込済みですが、少し詳しく。以前は、単純形分裂病と呼ばれた、疾患です。私が、精神科医になり、読んだ教科書には、診断は難しいが、長年の経験を経た、精神科医が、何とか、想定出来る、緩徐に進行する精神分裂病、幻覚、妄想はあっても目立たない。意欲の低下、能力の低下が長年月を、かけて、進行する。 私は精神科医となり、約30年、今の病院に来て、6年以上。 この単純型精神分裂病は、現在の診断基準、ICD-10にも続いています。概略は以下。

F 20.6 単純型統合失調症   

A. 以下の3項目全てが、1年以上にわたり、緩徐だが進行性に発展すること。
(1)その人の立ち居振る舞いが全体として明らかに持続的に変化する。これは欲動と興味の喪失、無目的性、怠惰、自己没入的な態度および社会からの引きこもりとなって現れる 。
(2) 顕著な無感情、会話の貧困活動性低下、感情鈍麻、受動性及び自発性欠如、不良な非言語的コミュニケーションなどの「陰性」症状が漸進に出現し悪化する 。
(3)社会的、学業的あるいは職業的遂行能力の顕著な低下 。

B. いかなる時期にもいかなる種類の幻覚も完全に形成された妄想も存在しないこと。

 

改定された、医師法の概略です。
精神の機能の障害がある者
 必要に応じて、診断書を作成した医師から障害の程度・内容を確認するとともに、免許等の担当者および専門家(資格、障害、養成・教育)が共同で、認知、判断および意思疎通を適切に行うことができるかどうかを個別に判断し、免許を付与します。

色んな方法が考えられますが。この切り口から、罷免を、要求する事も可能ですね。医師免許滅消去もありですね。