純粋な正しさなどは、世間ではめったに役に立たない。それどころか、世間の動きを止めてしまうことさえ、ある。
だから正論を唱える者は、たいてい反論にさらされて、苦い思いをする。
せいだく
結局、人の世は清濁合わさって成り立っているのだから。
〔ヴィルヘルム・マイスター]


信念は常に生まれ変わっていく
常に誠実であることは約束できる。しかし、常に同じ信念を貫くことは約束できない。

生きている限り生きることに専念する
誰だって、必ず死ぬ。それは誰でも解っている。である。
けれど、「では、私はどうやって死ぬのだろう。いつどんな理由で死ぬのだ
ろう」ということまでは、誰にも解らない。そして、そんなことを考えるのは、許されない。生きているものは、生きている限り生きることに専念するのが、義務だから
〔遺稿〕


情熱があるから、生きる喜びを感じられる
どんな目標に対してであれ、とにかく「情熱を持てる人」とは、たとえるな
ら不死鳥のようなものだ。そういうは、たとえ一つの目標に挫折しても、不死鳥が灰の中から蘇るように、きっと新たな目標に向かって立ち直れる。だからいつでも、生きる喜びを感じていられる。
それに比べれば、万事にそつなく利口に振る舞ってはいても何の情熱も持て
ない人間は、本当の生きる喜びを知らない。
[親和力〕


どうしたら幸福のありがたさが解るか
涙を流しながらパンを食べた経験のない者。
あるいは、眠れぬ夜にベッドの中で声を押し殺し泣いた経験の、ない者。
そうした者に、幸福のありがたさを知ることは、できない。
〔ヴィルヘルム・マイスター]

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