名言集のなかでも わかりやすく 熱意も 伝わってくる ニーチェの言葉には 魅かれました
昨日と かぶる言葉もありますが・・・
012 苦悩は生きる力を汲み出す
苦難や苦悩をなるべく減らそうとし、我が身をそういう苦しさからできるだけ遠くに置こうとするのは、結局のところ、自分が持つ生きる力を弱めることにほかならない。
耐えがたい苦しさを通じてのみ、人は自分の能力を高めることができる。苦悩することによって、最高の生に達する道が通じる。岩壁を這いながら山の頂きを目指す者のように。
『生成の無垢』「道徳哲学」
022 ひとり砂漠を進め
きみよ、歩みを止めるな。
やっとここまでたどりついたと安心して後ろを振り返るな。もっと前へ進め。
後ろに誰もいないからといって、仲間や友人たちの姿がもう見えなくなったからといって、自分独りしかいないからといって、おじけづくな。
ここまで来れたのはきみしかいない。しかし、到達したのではない。まだ途上だ。さらに進め。かつて誰も歩んだことのないこの道を進め。
砂漠はまだまだ広いのだから。
『曙光』
ニーチェ 037
苦しみは人生からの贈り物
人生にはつらいことが起きる。悲劇も起こる。しかし、苦しいからといって自分は運が悪いのだと思わないでほしい。むしろ、苦しみを与えてくる人生を尊敬するようになってほしいのだ。
いったいどこの軍の大将が、吹けば飛ぶような弱い一人の敵兵にわざわざ強い兵をそろえた一個師団を差し向けようか。
だから、苦難は人生からの贈り物だと思ってほしい。苦しみによって、この精神が、この心が、生きようとするこの力が、ますます鍛えあげられるのだとほくそえんでほしい。


『偶像の黄昏』「或る反時代的人間の遊撃」