004−010です。 004殺してはならない誰もが自分がいとおしいのだ。そのことをよくわきまえよ。どんな者であろうとも、自分がいとおしい。自分の命がいとおしくてたまらない。よって、すべての者はひそかに暴力に脅えているものだ。だから、 ゆめゆめ他人を害…

Ⅲ 精神を強く保て マルクス・アウレリウス ＜Ⅲ＞ 047 魂が自らをおとしめるとき人間の魂が自らをおとしめるのは、つぎのような場合だ。第一に、魂が腫れものや突起物のようなものになってしまう場合。 というのは、なにかに対して腹を立てることは、白分自身…

Ⅱ 運命を愛せ マルクス・アウレリウス ＜Ⅱ＞ 024 運命がもたらすものを歓迎せよ肉体、魂、知性。肉体には感覚。 魂には欲求。知性には原理。動物ですら、かたちからものごとを理解する。 野獣ですら、欲望をあやつる糸に支配されている。神々を否定する者や…

ブッダとマルクス・アウレリウスのことば。根本的は違いはどこに？ （翻っては、ブッダも時間論について、言及していたことになります。） ブッダのことば 171世界はすべて揺れ、移ろいゆくこの心がつくり出している目の前に広がる世界には、どこにも確かな…