シャチは特にサメの肝臓を好んで食べる。南アフリカではシャチに肝臓だけ食べられたホホジロザメの死骸が海岸に打ち上げられ、北米サンフランシスコ沖合のファラロン諸島ではシャチが食べたサメの肝臓の断片が海面に浮かび、海鳥がそれを食べていることが観察されている(※2)。
シャチはサメの肝臓だけを狙う特殊な技術を持ち、サメの肝臓を常習的に捕食していることがわかったという(※4)。シャチはクジラを襲った場合も舌や脂肪だけを選択的に食べ、残りを捨て去ることもあるらしいです。
サメの肝臓には脂質が多く含まれ、ウキブクロのないサメは肝臓の脂質によって浮力を得ている(※5)。そのため、サメの肝臓は大きく高い栄養価を持つようだ。特に、オンデンザメなど深海に住むサメの肝臓は、体重の80%近くになるほど巨大になることもあるという。脂質を多く含み、身体に比べて大きな比重を持つサメの肝臓は、シャチにとって効率的なエネルギー補給源となる(※6)。
