淡い想い出の名残り 22

小学校一年生、国鉄の駅のホームで、いやや!行けへんわ!と私立小学校の制服の革靴をホームから、線路に蹴り捨てる私がいました。遠いし!両親は大慌て。駅員に謝りながら、靴をひらって来て、私に履かせる、いやや!また、ポーンと蹴り捨てる私、何度か繰り返して私が根負けして、電車に。母は、通勤途中もあり、私に本を読み語り。何か、それに引きずり込まれて行く私でした。その前から、寝る前には、お母ちゃんご本読んで!といってましたし。で、知らず知らずのうちに、自分で電車の中で本を読みながら通学するようになっていました。小学校までは、歩くのも含めると一時間以上。半ズボンでしたから、冬場はホントに寒かった記憶があります。小学校時代を通じて何時も一番だった、同級生男子は小学校まで歩いて20歩、どんだけ羨ましかったか?まぁ、でも、その通学時間があったから、幼くして、書に親しみ、想像力、文章力も広げられたのでしょうね、そこ、両親には感謝しています。