遂に俺は、津軽も越え、北海道、最果てまで来た。最早追っ手も来ない。稚内に到達した。旅の宿、北の家の者が風呂を沸かしてくれた。お侍様どうぞ。ダキャラ、俺は侍では無い。まぁまぁ、どうぞ!では。冷たいではないか?凍っていないから、外気温よりは、高いが、何時まで経っても温かく、ならぬではないか?私は、気付いた!そうか、ここはわっかない! 蝦夷の地に入った頃、凍てつく大地に、耐えられず、地面に、クナイで穴を掘り寒気を凌ごうとした。すると、少し掘るだけで、やたらと深い穴に!ホッカイドウ、フッカイドウ。 津軽を超える前、宇都宮を通った折、敵忍者は、手裏剣をかわそうともしなかった!手裏剣を俺に向かって放つのみ!何故か?ウツノミヤ! 秩父を通った時、ある行商人から聞かれた?日本のせいか 知っとるか? これは品位にかかわるので、敢えて語るまい。 俺はクールでニヒルな抜け忍カムイなのだから!