突然ですが、象徴とは?

陛下も模索された訳ですよね。Wikipediaより

象徴(しょうちょう)は、抽象的な概念を、より具体的な物事や形によって表現すること、また、その表現に用いられたもの。一般に、英語 symbol(フランス語 symbole)の訳語であるが、翻訳語に共通する混乱がみられ、使用者によって、表象とも解釈されることもある。日本語における「象徴」という言葉は、使用法から細分した場合に、次の様なものがある。

あるものを、その物とは別のものを代わりに示すことによって、間接的に表現し、知らしめるという方法。

抽象的な概念、形のない事物に、より具体的な事物や形によって、表現すること。

ある事物の側面、一点を、他の事物や形によって、強調表現すること。

精神科学での定義編集

人の意識そのものの構成を探る精神科学の分野では、象徴とは、意識の中にある複雑な概念が抽象的なイメージとして形を帯びたものと捉える。漠然と「AがBを象徴する」といった場合に、(そこまでの心理解析は行われていないが)究極的にはその関連性や理由を科学的な論拠をもって説明可能とする学問である。

ジャック・ラカン精神分析理論(仏: schéma RSI)においての象徴とは、自己の内にある概念やイメージの置き換えであり、一般には言語活動によって説明され、言語によって表現されるべき「自己の内に沸きあがるもの」と定義される。言葉それ自体も肉声に置き換えられた象徴であるとする。これは有意識における象徴の発現過程を論ずるものである。

カール・グスタフユングの精神医学の研究(臨床心理学)において発見された無意識に形造られる象徴は、コンプレックスや原型を元とし自己の無意識に沈むイメージと、そこから意識の表層に形となって浮かび上がるものを指す。無意識が与える象徴は、心理学において意識の根底や概形を知る上での重要な手がかりとなる。