響く!

ニーチェ 画像より2 何度見ても勉強になります。特に今回、
理想や夢を捨てない
理想を捨てるな。 自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。誰でも高みを目指している。理想や夢を持っている。それが過去のことだったと、青春の頃だったと、なつかしむようになってはいけない。今でも自分を高くすることをあきらめてはならない。
が響きました。

183
読むべき書物
わたしたちが読むべき本とは、次のようなものだ。
読む前と読んだあとでは世界がまったくちがって見えるような本。わたしたちをこの世の彼方へと連れさってくれる本。読んだことでわたしたちの心が洗われたことに気づかせるような本。新しい知恵と勇気を与えてくれる本。愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。
『悦ばしき知識』

善悪の彼岸
理想への道筋を見つける
何か理想を持つだけではまったく足らない。理想への道筋というものを、まずはどうにかして自分なりに見つけることが肝心だ。そうしないと、自分の行動、生き方というものが、いっこうに定まらないままになってしまう。理想というものをはるか遠くにある星のように自分と関係のないもののように眺めていて、自分が歩くべき道を知ら いのは、悲惨な結果を生むことになる。悪くすれば、理想を持たずに生きる人よりも支離滅裂な生き方になってしまうことがあるからだ。

『漂泊者とその影』
学ぶ意志のある人は退屈を感じない
学び、知識を積み、知識を今なお教養と知恵に高め続けているような人は、退屈を感じなくなる。あらゆる事柄が以前にもましていっそう興味深くなってくるからだ。他の人と同じように見聞していても、そういう人はふつうの事柄から教訓やヒントを容易に見出したり、考えの隙間を埋めるものを発見したりする。つまり、彼の毎日は、謎解きとさらなる知識獲得のおもしろさに彩られ、意味のある充実で埋めつくされることになるのだ。彼にとって、世界は興味の尽きない対象となる。植物学者がジャングルの中にいるようなものだ。そういうふうに毎日が発見と探索に満ちているのだから、とても退屈することなんてできないのだ。

195
最短の道は現実が教えてくれる
数学では、最短の道は始点と終点を直線で結んだ道だと教えてくれる。しかし、現実における最短の道はそうではない。昔の船乗りはこう教えてくれる。「最もつごうよく吹いてきた風が、船の帆を張らませて導かれた航路が最短の道だ」 と。これこそ、実際に物事をなしとげようとする場合に通用する最短の道理論だ。頭で立てた計画通りに物事は運ばない。現実の何かが、遠い道を最も近い道にしてくれる。それが何かは前もってわからず、現実に踏み出したときにようやくわかってくるのだ。
『漂泊者とその影』

202
考えは言葉の質と量で決まる
ふだんわたしたちは、自分の考えや感情を心に思ったり、誰かに喋ったりしている。 そのときに、自分の考えや言いたいことはだいたい表現できていると思っているばかりではなく、相手に対しても、全部とはいえないかもしれないが、まあほとんど伝わっているだろうと楽観的に思いがちだ。けれども、わたしたちはいつも自分が持ち合わせている言葉で考えを表現しているのだ。 つまり、持ち合わせの言葉が貧しければ、表現も貧しくなっているし、考えや感情を本当は充分に表しているとは言えない。同時にまた、その言葉の質と量が自分の考えや心を決めてもいる。 ごいの少ない人は、考えも心の持ち方もがさつになるという具合だ。だから、すぐれた人々との会話や読書、勉強によって言葉の質と量を増やすことは、自然と自分の考えや心を豊かにすることになるのだ。

心をもっと大きくする
考えを言うとき、わたしたちは持ちあわせている言葉で表現する。言葉が少なく貧しいと、わたしたちの考えも少なく貧しいと言える。たくさんの言葉を知ることは、実は、たくさんの考えを持つことになる。たくさんの考えを持てば 、より広く考えられることになるし、ずっと広い可能性を手にすることになる。 これは生きるうえで利用できる武器の最大のものだ。言葉を多く知ることは、この人生の道をとても歩きやすくする手立てになるのだ。
『曙光』

212
『曙光』
現実と本質の両方を見る
日の前の現実ばかりを見て、そのつどの現実に適した対応をしている人は確かに実際家であり、頼もしくさえ見えるかもしれない。もちろん、現実の中に生き、現実に対応することはたいせつだ。現実は蔑視すべきものではないし、現実はやはり現実な のだから。しかし、物事の本質を見ようとする場合は、現実のみを見ていてはならない。現実の向こう側にある普遍的なもの、抽象的なものが何であるのか、つかまえることのできる視線を持たなければならないのだ。あの古代の哲学者プラトンのように。

213
よく考えるために
きちんと考える人になりたいのであれば、最低でも次の三条件が必要になる。人づきあいをすること。書物を読むこと。情熱を持つこと。これらのうちのどの一つを欠いても、まともに考えることなどできないのだから。
『漂泊者とその影』

215
理想や夢を捨てない
理想を捨てるな。 自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。誰でも高みを目指している。理想や夢を持っている。それが過去のことだったと、青春の頃だったと、なつかしむようになってはいけない。今でも自分を高くすることをあきらめてはならない。いつのまにか理想や夢を捨ててしまったりすると、理想や夢を口にする他人や若者を嘲笑する心根を持つようになってしまう。心がそねみや嫉妬だけに染まり、濁ってしまう。向上する力や克己心もまた、一緒に捨て去られてしまう。よく生きるために、自分を侮蔑しないためにも、理想や夢を決して捨ててはならない。
ツァラトゥストラはかく語りき
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