マッチ売りの少女

マッチを買ってください!マッチを買ってください。桃印ですよ! 誰も買ってくれない。窓から見えるお家は、夏休みの、幸せそうな一家団らん。うらやましいな!私は売らないと、帰ったら、新しいおかあさんに叩かれる。暑いわ! お嬢ちゃん?マッチとちごて、ソッチを売ってくれや!はい、3万円!え!私は7才のいたいけな女の子!そんなものは売れません。そんな事ゆーあなたは、定年間際の県庁職員か、公立学校の先生とか、警察官とか一般職か、議員とかの特別職地方公務員!それか、同じ様な国家公務員やね!ま、そんなとこや!けど冗談!子どもにゆー冗談とちゃうわ!(賢いやっちゃな。)そやな!ごめんごめん。ちょっと待っててくれる?まぁ、人通りもあるから、待っといたるわ。これ、あげる!百円ライター300個。マッチなんか、今日日売れへん!これ、50円で売り!ターボ式もあるわ。中国製ばっかやけど、コンビニ数件まわって買ってきた。どうせ、教科書買われへんとかやろ?ありがとう。なんで、私に?花火の日に息子にわたすバイト代予定のお金、今年は要らんから。ありがとう、じいちゃん!あの、おっちゃんとゆーてくれへん?はーい。