アルブスの少女 シチュー

オンジ!ケララよ!そうかね!いつもいつもヘイジをありがとう!いえ、私が、お世話になっておりますわ。では、お入り、既にシチューを煮込んでおる。ライ麦パンもあるよ、さぁお食べください、お嬢様、ヘイジ。ワーイワーイ!オンジ?これは、ラムでは無い、ホゲットでも無い、マトンね!固いし、少し特有の?まさかゆきちゃん?そうだよヘイジ、お嬢様が来られると聞いて、オンジが絞めてさばいたんだよ。オンジ!酷い!いーこだったのに!だから、絞めたんだよ、ヘイジ、分かっておくれ?そうよヘイジ、美味しい!オンジ有難うございます。ケララ?命を頂くとは、そーゆーもの、味わってご覧なさい?ワーイワーイ!美味しいわ!オンジありがとう!御馳走様でございました。ごちそうさま!では、歯を磨いてから、おやすみなさい?おやすみなさい、オンジ。ケララと私は二階のわらのベッドに二つシーツをひき、横になって喋った、ヘイジ貴方は幸せね?あんなに良いオンジに、育てられ、しかもこのアルムの綺麗な空気の中で、羨ましい限りよ。私もそれ知ってる、アタシ見た目程、アホ丸出しでは無いのよ。分かっていますよヘイジ。だからね、ケララ?良くなるまで、居ましょうね、はい。おやすみなさい。おやすみなさい。