アルブスの少女 ケララ!

ケララ?随分元気になったわね?ありがとう!あなたのおかげよ!う、うーん、それは違うわ?ケララが治りたいと思ったから治ったのよ。そう思わせてくれたのは、ヘイジのおかげよ、あなたの元気な姿を見ていると、私もそうなりたいわ、と思ったの!そう?そう。ワーイワーイワーイ!ケララが治った!治っちゃった!素晴らしいわ!ヘイジ、でね、御手紙が来たの、お父様とお母様が、日本という国でのお仕事を終えてね、帰って来られたの。私を、呼び戻したいらしいの、お祖父様も。そう?それはいーことね。帰るのね?はい。じゃあ、私が街まで送って行くわ!大丈夫、一人で帰れるわ。そう?  帰り旅仕度を済ませたケララが、オンジと私に別れの挨拶を。本当にありがとうございました。オンジとヘイジのおかげで、わたくしは、ここまで元気に、健康になれました。良かった本当に良かった。ではね、駅までヘイジと馬車で送って行くよ。ありがとうございます。  ケララはアルムの空気を吸い込み、草原を、山を眺めて、何故か寂しそう?丘を降りる途中ピーターが走ってきた、クナイとサキとかの羊を連れて、ケララ元気でね!また、来てね!僕は僕は。何かしら?ケララが好きになっちゃった!ヘイジとおんなじくらいに!これからも、お友だちだよ!ずーっと!ありがとう、私もよ!ピーター!ワーイワーイワーイ!みんなお友だち!いつまでも!駅に着いた、汽車が来た。3人でケララを見送った、では、皆さん、ありがとうございました。私は、私は・・・ケララ?別れに涙は禁物じゃて。また、来たら、それでえーがの?オンジ!更に泣いているわ。ケララ笑ってお別れね!そうね、涙を拭いて、ケララは微笑んだ。では、暫くサ・ヨ・ナ・ラ!3人で汽車が見えなくなるまで、駅で見送ったわ。私、泣いていた。ピーターも。オンジが、さてと、小屋に帰ろうかね?ピーターもシチューを食べておいき!では、今日はクナイをもらって、締めてみようかな?うん、御馳走になります。ワーイワーイワーイ!じゃぁ、みんなで帰りましょう!そうじゃのう、では、二人とも馬車にお乗り!うん。バイバイ!ケララ!また来てね!