皇帝 不死鳥

おーい!弾、来たで!空白部分・・・お父さん!お、弾やないか!今、会ったとこやないか!何ゆーてるん!お父さんがうちの前に来たのは一週間前やで!それでな血みどろになって倒れてた。奈良医大のお医者さんに見てもろた。あきまへんな、オペも無駄でんな!お父さん家で死にたいんやったら、連れて帰って、バーボンか50%くらいの泡盛でも呑ませてな、死に水がわりにしたりなさい。と言われたから連れて帰って寝かせてお通夜、葬儀の準備しててんで!そうかいな、あんがと。荼毘の準備も当然込み込みやんなぁ?うんまぁ、それは・・・でお父さん何があったん?その前にな、一杯くれや!えーっ!うるさい!持ってこい!はい。俺はな、君の依頼で霧風で地球に向かって全速力、すぐそこまで来たんや。藤原京の空き地に着陸しようと思って高度30mを微速前進した。それがやな、物理時間では約100年でも、耐用年数を越えた数百年って分かるか?分かるよ。で、お父さんはな、例の如くマシンに乗るのは好き、でも整備は嫌い、面倒くさいから。えーっ!けど分かる。でな着陸しようとしたらな、勿論後脚二つから滑った。で、最後、前脚を着地させた途端にダンパーが衝撃吸収出来ないと分かった。ブラックアウト後、玄関に来たとこまでしか覚えてないけど、今に至る。うんまいなー!ルリカケス50%!・・・お父さん?も一杯!と冷たいお茶!それ呑んでから暫く寝るわ!永眠せんといてや!そんな事、誰にも分からんやろ!寝る時にな目覚めるかどうかなんて誰にも分からん!うん。ごくごくごく!こっちもごくごくごく!旨かった!あんがと!おやすみなさい!えーっ!
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