求道の旅 7

21歳の頃、多分、初めてのロングツーリング、マシンは例のホンダCB250RSZ、先輩と途中まで、一緒、後に別れて、単独で、信州を目指した。途中飛騨高山を抜け、乗鞍スカイライン、真夏なのに、雪があり、スキーしてる!しかし、気持ちいい空気、晴れた空、多分、尾瀬にも立ち寄った、ここも綺麗なあ!山岳地帯を抜けやがて、日本海に至り、高速道路を走っていた。北に向かい、何処までも走って行ける!でも、もう帰らないと。で、帰途に着こうとした。突然、今までの経路を考えると、大阪の家はあまりにも遠い!いきなり、力が抜けて、無理!でも帰らないと!多分、未熟な当時の私は浮かれて、エネルギーをほぼ使い果たしていた。考えることも出来ない。情けない話ながら、父に電話をした。お父さん、僕、どうやって帰って良いかもわからない?どーしたら、帰れるんかなぁ?父のアドバイス、うん、その線で帰る。何とか、両親の元に帰った。もう、へとへと。動けないくらいだったが、部屋の布団に倒れ込んで熟睡。翌日起きて、両親にもこっぱずかしくて。大人になろうとしていても、まだまだ子ども、と思い知らされました。求道の旅には、程遠い、修行がいるな、最低限でも、己れの限界を知り、親には頼るな!道を求めるには求め方がある。己れの未熟さを知った、初めてのロングツーリングでした。恥ずかしいけど、公開します まる

お休みなさい。