011
ありのままの自分自身でいるために
君子は、常にありのままの自分自身でいなければいけない。言葉と心とが一致していなければいけない。だから、自分をごまかしているような人間を友としてはいけない。そんなあやまちを犯したら、はばかることなく改めるべきだ。
(学而第一8|2)
012
礼は形式ではない
有子は言った――
礼というのは、形式ではない。双方が互いに心を開き、調和のとれた関係が成り立っていることを「和」と言い、その状況でとり交わされるコミュニケーションが、必然的に礼にかなったものになっているのだ。
(学而第一2−1)
013
すべてを礼によっておこなう
有子は言った――
人類の社会に礼をもたらした先王の道は、礼こそが美しいとした。かくて、小さいことも大きいことも、礼によってとり
おこなった。われわれもその道に従うべきだ。
(学而第一12−2)
014
調和について考えよ
有子は言った――
礼によって物事をとりおこなっても、うまくいかないことがある。その場合には調和の本質に立ち返り、調和が成り立っていると思ったことでも、実は不調和だったのではないか、とあらためて考え直すことで、和を実現すべきだ。礼節をもって物事をとりおこなわなければ、決してうまくいかない。
(学而第一22−3)
015
「信」と「義」
有子は言った
自らの心のありさまと、言葉とを一致させることが「信」である。
自らの進むべき道を進むと、おのずから為すべきことがわかる。それが「義」である。
「信」がそのまま「義」となっている人の言葉は、必ず実現する。
(学而第一13–1)
016
「恭」と「礼」
有子は言った――
相手に対して敬意を表すことを「恭」という。
人と人との間に調和がとれているときのコミュニケーションを「礼」という。
「恭」が卑屈にならず、凛として「礼」に近いなら、人から侮辱され、恥をかくことはない。
(学而第一1335−2)
017
率直な人を頼りにせよ
有子は言った――
人を頼るなら、自分自身を裏切っている人間に頼ってはならない。
親しみの持てる、率直な人間に頼るべきだ。そうしていれば、いつかきみ自身も頼りがいのある人間になるだろう。
(学而第一135–3)
018
自分を知れ
「他人が自分を知ってくれない」なんてどうでもいいことだ。
「自分で自分を知ろうとしない」ことが問題なのだ。
(学而第一156)