航行中、私の今回の任務は、γ星人の撃破がメインではあるが、以前と同じように、知的生命体を探し、接触、宇宙的カタストロフの阻止活動のメインテナンス等協力的な種族と友好関係を結ぶこと。同時進行の遂行である。
!3α星人から、通信。
SAKI001!君に、新たな依頼がある。3α星人は、カタストロフの阻止を達成したが、その維持を含め、極めて多忙である。そのせいか、突然、意欲が無くなったり、悲哀感のために、任務遂行困難になる者が増えている。君は、精神科医だった。何とか、協力を得られないかな?了解、暫し後にこちらから、連絡します。って、3α星人は不可視化した、生命体、地球人の抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬が効く訳はない・・・名案、直ぐに通信した。解りました、やってみましょう、ただし、条件があります。病んだ個体を人間型インターフェースにして、涅槃1号に送ってください。同時にこれから、私の伝える薬品を地球で、入手するか、3α星人が同じものを合成してください。了解した。準備でき次第、そちらに送る、協力に感謝する。
私の腹案は以下である。
3α星人の人型インターフェースは、DNAの細部に至るまで、人間と同じ。ならば、人間に対する薬物療法、対応方法で改善するはず、改善した後に元の3α星人に戻ってもらう。更には、薬物療法の効果安定に数週間を要する、その間、対象は、休息もとれる。さあ、久しぶりに本業の仕事ができる。勿論、数百年の間には、地球の精神医学は進歩しているに決まっている。3α星人には、関連文献の依頼もした。まずは、そちらが、先に到着した。勿論、電子化された文献。久し振りにお勉強に取り掛かったのであった。