特殊戦術指令 4

3α星人の宇宙船が、涅槃1号の傍に到着。私は、その船内に。やぁ!久し振りだな、三郎!いえ、私は三郎ではありません、別の個体の人型インターフェースです。まぁ、三郎2とでも呼んでください。機械的過ぎるなぁとは思いながら、診察をはじめた。三郎2はうつむき、声は小さく、私の質問にだけやっと答える。幾つかの問診の後、まぁ、抑うつ状態ではあるな、と確信。で、この4つの症状、考えが沸き上がって止まらない、見張られている感じ、音とかに敏感、不安と言うより怖い感じ?それ、全部あります。で、地球人の精神科医には?何回か診てもらいました。で、最後の4つの質問は?いえ、先生が初めて聞かれました。やっぱり、千年経っても変わらんもんは変わらん、私は大権威の精神科医では無かったし・・・では、三郎2、この船で暫くゆっくり、そして、私の処方薬を!解りました、その様にします。うん、それと、仕事の事は考え無い!君は私がしないと!と思っている仕事があるだろう?でもね、君が居ないから動かなくなる組織はない、もしそうなら、そこまでの組織と見極めることが大事だよ。それも、了解❕、そんなに、肩に力を入れずに、あるがまま!了解❕だから・・・

ところで今日は三郎形態のインターフェースだが、君達に性はあるのかね?はい、5つの性があります、数万年を生きて来た種族ですし。あっ、そう!では、お大事に。明日も診察に来るね。ありがとうございました先生。

私は、涅槃1号に戻った。大体今日の処方でいいはず。明日、診察に。しかし、性が5つ?そこ、想定外!まぁ、今日は休もう。治療が駄目なら、明日、修正!寝ます。しかし、何か、特殊戦術指令任務とは違う様な?ま、いいか寝よ!