研修医の先生に、1症例の診察毎に

な、先生?病態が変わっても、処方の追加、変更で良くなりました、と御家族も、御本人も喜ばれてたよね?はい。それが、精神科医としての面白い所、処方の工夫、妙、やりがい感、Motivationになるんだよ。はい。彼は002より一つ年上なだけ。最後は入院でした。カルテの下準備をして置く、事前情報から、更には紹介状のある時には、予めこーゆーふーに、返事も書いとく、大事なのは、自分で作ったテンプレート。入院にあたり、まず長女様、現状の確認、お父さんは入院してくれるでしょうか?いえ、父はきっと抵抗すると思います。では、御本人の診察を、入室されました。物忘れは、少し進んでいます。(実は重症)このままだと何も出来なくなる、暫く私に任せて貰えないでしょうか?何とかして見せます、信頼してください。はい、入院お願いします。では、次の検査をしてください。はい。長女様に、どうでしたか?先生、流石、素晴らしい、父があんなに受け入れるとは、思いもしませんでした。えーっと、私ね、上手いんですよ。感服しました。診察後、研修医の先生に、どう?驚きましたし、拍子抜けしました、言葉のあや、その使い方一つで、あーも変わるんですね?そう、そして入院の諸手続き含めて、10分そこそこ、でないと、一日に5人も6人も入院は取れないよ、大事な事は、テンプレートを駆使した、下準備。診察前からのね。勉強になりました。そう?ありがとうね。