精神医学:日々の発見 4

都道府県には、厚生労働省の通達で精神医療審査会の設置義務があります。目的は精神障害者の権利の確保です。私は、その委員です。中には、退院請求に対する意見聴取と云う業務があります。内容は、私は、何の異常も無いのに、不当に強制的に入院させられている、退院させてください!です。業務の流れ、家族と主治医の意見を聴く、本人の意見を聴く。その内容を審査会に報告する。そして、入院の是非を判断する。まぁ、大体、聴取した精神科医の意見のとおり、入院継続が妥当になります。最近の業務内容です。一連の流れで、本人登場、普通の、小綺麗な女性、言われることも確かにそーやわな?の連発?しかし、入院して20日、精神科病院の入院としては、短期間です。が抗精神科薬としては、かなりの量、主治医の院長もその事は、言及されていました。私は御本人に決定の言葉をかける権利はありませんが、こう伝えました、貴方の言われることは、ごもっとも、しかし、主治医の先生も信頼されていますよね?はい。では、先生の御処方で今の精神状態になっているのかも知れませんよね?そう言われるとそーかもしれません。私は決定する立場ではありませんが、先生を信頼して!はい、そうします。大体、このパターンで此の業務は一件落着です。